japanese-hesn_almuslem - page 12

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預言者
(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)
は言
った。
「主を念じる者と念じない者との差は、あたかも生
者と死人のそれのようである。」
また預言者
(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)
言った。
「支配者のもとで最も優れかつ清らかで、最もあな
た方の位階を上げ、また金貨や紙幣を施すことより
も更に優れ、更には敵と遭遇してあなた方が彼らの
首を討ち、彼らがあなた方の首を討つこと以上に優
れた行為を教えてやろうか?」教友たちは「ぜひと
も。」と答えた。預言者は言った。「至高のアッラー
を念じることだ。」そしてこう言った。「至高のアッ
ラーはこう仰せられている:『われはしもべがわれを
思うその思いの通りにあり
、彼らがわれを念じれば
訳者注:預言者ムハンマドの名が言及された時に彼に祝福と平安を祈
願するのは、
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頁の「預言者(彼にアッラーからの祝福と平安あれ)
のために祈願することの徳」章で触れられている通り、徳の多い行い
です。アラビア語では「サッラッラーフ アライヒ ワ サッラム」
と言い、これが最も一般な預言者(彼にアッラーからの祝福と平安あ
れ)への祈願の仕方です。
訳者注:例えば何らかのイバーダ(崇拝行為)を行った上で、アッラ
ーがそれに報奨を与えて下さるということを有望に考える者は、アッ
ラーがその通りに叶えて下さります。一方それに懐疑的な者は、アッ
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